ルネサス、省電力で電圧制御の半導体

2020/10/13 17:26
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ルネサスエレクトロニクスは13日、省電力で電圧を制御できる半導体を発売したと発表した。電池から供給された電流を半導体に適した電圧に変換する「DC/DCコンバータ」と呼ばれる製品で、従来の製品に比べて動作時の消費電力を25%以下に抑えられるという。スマートウオッチなどワイヤレス機器のバッテリーを長持ちさせられる。

新製品「ISL9122」は動作時の消費電力が1.3マイクロ(マイクロは100万分の1)アンペア未満で、従来製品に比べて小さい。機器を動かしていない待機時は7ナノ(ナノは10億分の1)で、ほとんど消費されない。充電せずに長時間使用する機器やセンサーなどでの活用を想定しているという。

同製品はすでに量産を開始しており、8リードDFNパッケージを1000個一括購入した場合は1個あたり0.89ドル(税別)。開発者がデバイスの機能と性能を調べられる評価ボードも2種類用意し、価格はそれぞれ70ドル(同)。

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の開発が進む一方で、センサーや機器の電源の確保が課題となっている。ルネサスは消費電力を低減する半導体を取りそろえることで、IoT機器の市場を開拓する。(広井洋一郎)

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