レンタル収穫ロボが農家を救う 新参者、大手に挑戦状
アグリの新地平(4)
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人手不足の農家から引っ張りだこの農業スタートアップ企業がある。創業から約2年半という短期で野菜収穫ロボットを実用化したinaho(イナホ、神奈川県鎌倉市)だ。収穫期の野菜だけ選び取る珍しい製品で、売らずに貸すことで導入ハードルを下げた。社長の菱木豊さん(37)は技術者でも農業者でもない。志に共鳴した専門家が脇を固め、大手に挑戦状をたたきつける。
「実物見たい」ラブコール続々
佐賀県のアスパラガス農家のビニールハウス。「自動収穫...
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長期衰退から成長産業への転換が期待される農業。最新技術を駆使し、新たな地平を切り開くスマート・アグリ(農業)が各地で広がっている。
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