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トランプ氏が激戦州で選挙集会 感染後初、経済再生訴え

(更新)

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルス感染を経て見合わせていた選挙集会を激戦州の一つ南部フロリダ州で開いた。民主党候補のバイデン前副大統領も中西部オハイオ州を訪れ、対面式の選挙活動を本格化している。投票まで3週間に迫り、最終盤の攻防が激しさを増す。

トランプ氏の選挙集会はコロナ感染前の9月末以来、約2週間ぶりで選挙活動の本格的な再開となる。集会では「米国をかつてなく偉大にする」と再選への支持を呼びかけた。自らの感染について「私には免疫ができている」と順調な回復ぶりを強調。「来年は最高の年になる」と述べ、経済再生を自らの手で進めると訴えた。感染の影響か、演説の声が時折、かすれ気味になるときもあった。

集会はフロリダ中部のサンフォードの空港内に設けた屋外の特設会場で開いた。トランプ氏がバイデン氏を批判すると観衆はブーイングで応じ、「あと4年! あと4年!」と歓声もたびたび湧き起こったが、多くの支持者がマスクを着用していなかった。

トランプ氏の集会では詰めかけた支持者からたびたび歓声があがった(12日、米南部フロリダ州)=AP

政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、各種の世論調査の全米支持率(12日時点)平均でバイデン氏は10.2ポイントリードしている。9月末の第1回テレビ討論会やトランプ氏のコロナ感染を経て、その差は選挙戦始まって以来の水準に広がっている。

トランプ氏はフロリダを皮切りに13日は東部ペンシルベニア州でも選挙集会を開き、11月3日の投開票に向けて追い込みをかける構えだ。トランプ氏の陣営は多数の支持者に直接訴えかける集会を重視しており、挽回の切り札の一つと位置づける。

今回の大統領選は新型コロナを防ぐため、郵便投票が大幅に増える見込み。トランプ氏は「不正の温床になる」と批判を強めている。

一方、バイデン氏は12日、中西部オハイオ州の2カ所を訪れ、これまで控え気味だった対面式での選挙活動を活発にしている。同州トレドで開いた自動車労組の集会では格差拡大への対応策として増税を進めると強調。「巨大企業や富裕層にはもっと支払ってもらう」と訴えた。

12日、「ドライブ・イン」形式の集会で腕を振り上げるバイデン氏(米中西部オハイオ州)=ロイター

バイデン氏の集会は駐車場に支持者がそのまま車を乗り入れて演説を聞く「ドライブイン」形式で、約30台が集まった。新型コロナの感染を防ぐためで、密集が目立つトランプ氏の集会とは対照的だ。

トランプ氏優位とみられていたオハイオは接戦の様相を呈している。この日はペンス副大統領もオハイオ入りし、支持者に「大統領とファーストレディーは元気だ。大統領はきょうから選挙戦に戻る」とアピールした。

トランプ氏は集会に先立ち、ツイッターに「バイデンのオハイオでの集会にはほとんど誰も来なかった。わたしは2016年よりもはるかに多くの支持と熱狂を得ている」と書き込んだ。

米大統領選

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