NXP、NEC・楽天の5G基地局に基幹半導体

2020/10/13 8:00
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オランダの半導体大手のNXPセミコンダクターズは13日、NECと楽天モバイルが手掛ける高速通信規格「5G」向けの基地局に、基幹部品となる半導体モジュールが採用されたと発表した。基地局のアンテナを駆動させるために無線信号を増幅させる「RF半導体」と呼ばれる製品で、日本で進む5G基地局網の整備需要を取り込む。

NXPは小型・軽量で低消費電力のRF半導体を開発した。同社の半導体は日本の5Gで使われる3.7ギガヘルツ帯の周波数帯に対応している。電子部品をプリント基板に搭載する「表面実装」の技術にも対応し、設置に必要なスペースを小さくできる。

5Gでは通信の大容量化に向けて、電波を特定の方向に強めたり、受信感度を高めたりしている。基地局で送受信に使うアンテナのパネルに多数の素子を集積させているという。NXPのRF半導体はこうした技術に対応する。

楽天とNECは5Gの基地局整備で連携している。楽天は4月に本格参入した携帯事業で、クラウドを使った「仮想化」と呼ぶ技術を世界で初めて通信ネットワークに全面採用した。クラウドを利用することでサーバーのコストを下げ初期投資を抑える狙いで、5Gでも同様の仕組みを展開する。(広井洋一郎)

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