サントリーBF、ラベルレス飲料2品を発売

サントリー食品インターナショナル(サントリーBF)は12日、ペットボトルに商品ラベルやシールが付いていない「ラベルレス」の飲料2品を発売すると発表した。アマゾンなどEC(電子商取引)サイト限定で11月3日から販売する。新型コロナウイルス禍でECの需要が伸びており、環境に配慮した商品で需要の取り込みを狙う。

「サントリー天然水 スパークリングレモン ラベルレス」と「サントリー緑茶 伊右衛門 ラベルレス」の2品を発売する。価格はスパークリングレモンが500ミリリットル入り24本で税別2400円。伊右衛門は525ミリリットル24本で同3360円。
ラベルに記載していた商品情報は段ボールなどに表示する。プラスチックゴミが削減でき、捨てる際にラベルをはがす手間も省ける。
同社は4月に伊右衛門を大幅刷新し、販促として期間限定でラベルレスの伊右衛門を発売していたが、ECサイトを通じて本格的に販売するのは初めて。
新型コロナの影響で外出の必要がないECの人気が高まっている。日本コカ・コーラやアサヒ飲料なども緑茶やミネラルウオーターのラベルレスを相次ぎ投入しており、競争も激化している。