AI農業、栽培から収穫まで 人手不足解消へ一役
アグリの新地平(3)
(更新) [有料会員限定]
農家の勘や経験はおろか、水をまくホースや土さえもいらない――。そんな農業を、人工知能(AI)を使った農産物栽培支援システム「KIBUN」が可能にした。考案したのは横浜市のIT企業、プラントライフシステムズ(PLS)の松岡孝幸社長(53)だ。
スマホでトマト農園を運営
「午前7~10時に(授粉用の)蜂を使用してください」。PLSが相模原市で運営するトマト農園では、従業員がAIの指示をスマートフォンで確認しながら1日の作業を進...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2206文字

長期衰退から成長産業への転換が期待される農業。最新技術を駆使し、新たな地平を切り開くスマート・アグリ(農業)が各地で広がっている。
関連企業・業界
業界: