トランプ氏、激戦州で集会再開へ 主治医は伝染否定

米大統領選
2020/10/11 11:09 (2020/10/12 9:40更新)
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=中村亮】新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領に関し、同氏の主治医は10日、「他人への伝染リスクはなくなった」との見解を示した。主治医のお墨付きを得たトランプ氏は11月3日の大統領選に向け、12日に激戦州の南部フロリダ州で選挙集会を再開する予定だ。

米疾病対策センター(CDC)はコロナの症状が出た場合に他人との接触を再開する条件に(1)発症から10日間経過(2)解熱剤を使用せずに熱が下がった状態が24時間経過(3)その他のコロナの症状が改善――をあげる。主治医のショーン・コンリー氏はトランプ氏が3つの条件を満たしたと判断した。

トランプ氏は11日、主治医の見解を受けて「完全かつ十分な承認を得た。私はコロナに感染せず(免疫がある)、伝染することもないということだ。それが分かり、とてもすばらしい!!!」とツイッターに書きこんだ。トランプ氏は12日から4日連続で選挙集会を予定する。見解は集会再開は早計だとの批判を否定する根拠になる。

トランプ氏はコロナ対策での挽回を急ぐ。同氏の選挙陣営は最近、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長がコロナについて「これ以上の対策をとれるとは思えない」と語り、トランプ氏を評価したと受け取れる広告を始めた。

これに対してファウチ氏は11日、米メディアで「私の許可を得ていないし、文脈を無視するものだ」と批判した。トランプ氏はツイッターで「ファウチ氏の言葉そのものだ」と反論し、広告の正当性を主張した。米国民の信頼が厚いファウチ氏の言葉を引用し、コロナ対策での評価を上げたい意向とみられる。

トランプ氏は2日未明にコロナ感染を公表し、同日に米軍医療施設に入院した。高熱や鼻づまり、疲れの症状があり、一時は酸素吸入を行った。5日の退院後もコロナ治療薬の使用を続け、8日に治療を終えた。10日にはホワイトハウスで支持者を集めたイベントを再開していた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]