台風14号、伊豆諸島南部に最接近 一部で記録的大雨

社会・くらし
2020/10/11 7:55 (2020/10/11 19:15更新)
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台風14号は11日、伊豆諸島南部に最接近した後、東寄りに進んだ。気象庁は東京都三宅村(三宅島)と御蔵島村に発表していた大雨特別警報を11日午前0時半に大雨警報に切り替えた。これまでの大雨で地盤が緩んでおり、引き続き土砂災害への警戒が必要だ。

気象庁によると、台風14号は午後6時現在、八丈島の南東約230キロの海上を時速約15キロで東南東へ進んだ。中心気圧は996ヘクトパスカル、最大風速(最大瞬間風速)は20メートル(30メートル)。中心から半径280キロ以内は風速15メートルの強風域。暴風域はなくなった。

伊豆諸島南部では記録的な大雨となり、7日以降の総降水量は11日午後3時現在、東京都八丈町(八丈島)で708.0ミリ、三宅村で599.0ミリと、いずれも10月の降水量の平年値の1.5倍を上回った。このほか、和歌山県那智勝浦町で552.0ミリ、三重県尾鷲市で515.0ミリ、静岡県伊豆市で473.5ミリを観測した。

台風は勢力を弱めながら次第に南下して伊豆諸島から遠ざかり、熱帯低気圧に変わる見通し。伊豆諸島南部では11日夕にかけて大しけの状態が続くとみられ、11日に予想される波の高さは7メートル。気象庁はうねりを伴った高波への警戒を呼び掛けている。

特別警報の発表は熊本県などで大きな被害が出た7月の豪雨以来だった。三宅村は村内全域の1553世帯2388人に避難指示を出した。御蔵島村も村内全域の174世帯313人に避難指示を出した。

これまでの雨で三宅村や三重県内で土砂災害が発生したが、けが人は確認されていない。9日には和歌山県串本町で50代女性が強い風にあおられて転倒し、左足の骨を折る重傷を負い、神戸市中央区でも80代男性が転んで顔に軽いけがをした。

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