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トランプ氏、対面イベント再開 大統領選へ支持訴え

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスで数百人の支持者を前に演説した。新型コロナウイルス感染後に対面形式のイベントを開くのは初めて。3週間後に迫った大統領選に向け、民主党候補のバイデン前副大統領を追撃する。

「USA、USA!」。ホワイトハウスの南庭に面した建物のバルコニーからトランプ氏が姿を現すと、「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」と刻まれたキャップをかぶった支持者が大歓声をあげた。主に保守派の黒人やヒスパニック(中南米系)の支持者が集結した。コロナ感染防止のためのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)はとっていない。

トランプ氏は登場時に着用したマスクをすぐに外し、20分弱の演説を始めた。冒頭で「体調は良い」と強調し、コロナからの復活をアピールした。「米経済がとても迅速に回復している」と自賛したうえで「我々の敵(であるバイデン氏)は非科学的な閉鎖で回復を粉砕しようとしている」と主張した。

治安強化のスローガンとして掲げる「法と秩序」を持ち出し、「(9月末の)討論会でバイデン氏は法と秩序という言葉を使わなかった」と指摘。治安を軽視していると主張した。黒人差別への抗議デモに乗じて略奪や破壊行為をする暴徒を批判し「バイデン氏は彼らを平和的デモ参加者とみなしている」と断じた。

ホワイトハウスは10日のイベントを「(大統領としての)公式行事であり、選挙活動ではない」と説明した。だが集会では支持者から「大統領にさらに4年間とどまってほしい」「あなたを愛している」とのコールが相次ぎ、選挙集会を想起させる場面が相次いだ。ホワイトハウスを選挙活動に利用することは慣例として望ましくないとされている。

トランプ氏の選挙陣営は10日、同氏が東部ペンシルベニア州で13日、中西部アイオワ州で14日に選挙集会を開くと発表した。12日にも南部フロリダ州で集会を予定している。3州とも大統領選の勝敗を分ける激戦州だ。連日の選挙集会で支持基盤を固め、投票率向上につなげたい考えだ。

トランプ氏は2日にコロナ感染を公表し、一時は高熱があり酸素吸入を行っていた。5日の退院後は容体が安定しているとして、大統領主治医は8日に「10日にも公的活動に戻れる」との見解を示していた。

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