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Twitter、「リツイート」を制限 米大統領選期間中

ツイッターは米大統領選期間中にリツイート機能を制限する=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターは9日、米大統領選挙期間中に同社のSNS(交流サイト)上で情報を拡散する「リツイート」と呼ぶ機能を一時的に制限すると発表した。他人のツイートをそのまま再投稿するのでなく、自らの意見を書き加えるよう促すことで、SNS上の議論を活発にする狙いだ。

リツイートはほかのユーザーの投稿を自分のフォロワーに届ける機能で、ツイッター上で情報が素早く拡散する仕組みのひとつになっている。だが、2016年の前回大統領選では外国勢による偽情報などが流布する要因ともなった。ツイッターは今年の大統領選を控え、機能を制限する対策に乗り出した。

他人の投稿の下に表示されたリツイートボタンを押すと、自らのコメントを付けて投稿を拡散する「引用ツイート」の作成画面に移動するようにする。何もコメントを加えず送信した場合は、対象となる投稿がほかのユーザーにリツイートとして表示される仕組みだ。

単に投稿をリツイートしたい人にとっては余計な手間が生じるが、ユーザーが投稿を拡散する前にその理由を考えてもらう狙いだ。投稿内容がリツイートに値するかどうかを検討してもらうことで、SNS上の情報の拡散スピードを緩やかにする狙いもあるようだ。

リツイートの制限は9日から一部の利用者を対象に始めた。20日から短くとも11月上旬までは全世界のユーザーを対象に実施する。ツイッターは大統領選期間中の効果を評価し、今回の機能改変を継続的に導入するかどうかを判断する。

ツイッターは9日、米大統領選の結果が公式に判明する前に候補者を含むユーザーが勝利を主張するのを禁じると発表した。早まって勝利を宣言するツイートには注意を促すラベルをはり、ツイッターの公式選挙ページに誘導するという。

11月3日の大統領選の投票日を控え、米ネット大手は自社サービス上で選挙結果を左右するような情報が拡散することに警戒感を強めている。フェイスブックは投票日直前に政治広告を制限すると報じられている。グーグルは政治家や政党、投票などに関する内容については検索キーワードの入力補助機能に制限を加えると表明した。

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