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東京フィルメックス、コンペに新顔監督作品そろう

アゼルバイジャンのヒラル・バイダロフ監督「死ぬ間際」

アジアの新鋭監督を紹介する映画祭、第21回東京フィルメックスが10月30日~11月7日に東京のTOHOシネマズシャンテ、有楽町朝日ホールなどで開かれる。相乗効果を狙う東京国際映画祭の呼びかけに応じ、今年から同映画祭とほぼ同時期の開催となるが、市山尚三ディレクターの下、企画の独自性は確保。常連の巨匠の新作が招待される一方で、コンペ12本中11本の監督が初参加という新鮮な顔ぶれとなった。

コンペの本数は過去最多。うち中央アジア、コーカサス地域から3本入ったのが目立つ。アルメニアから初参加の新人ノラ・マルティロシャン監督「風が吹けば」はコロナ禍で開催を見送ったカンヌ映画祭が今年の公式セレクションに選んだ作品。同じくアゼルバイジャンのヒラル・バイダロフ監督「死ぬ間際」はベネチア映画祭のコンペで上映された。監督デビュー作は「風が吹けば」、台湾のコー・チェンニエン監督「無聲(むせい)」など4本。

日本からも過去最多の4本を選出。佐藤快磨監督「泣く子はいねぇが」、池田暁監督「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」、春本雄二郎監督「由宇子の天秤(てんびん)」、松林要樹監督「オキナワサントス」。松林を除く国内外の全監督が新顔だ。

開幕作品は審査委員長を務める万田邦敏監督の「愛のまなざしを」。招待作品にはエリア・スレイマン、アモス・ギタイ、リティ・パン、ツァイ・ミンリャン、ジャ・ジャンクー、ホン・サンス、原一男らの新作がそろった。

東京映画祭との相乗効果について市山氏は「主要なアジア映画がこの時期に東京でまとめて見ることができるようになり、海外の人がそれを目当てに来ることは今後期待できる」と語る。コロナ禍で両映画祭とも今年は海外ゲストが少なく、狙っていたゲストの相互交流の効果は微妙だが、来年以降への布石にはなりそうだ。

(古賀重樹)

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