「農業社長」と政治の距離
[有料会員限定]
ある産業の構造が変われば、それに対応する形で政治のあり方も変化する。そんなことが日本の農業の世界で起きつつある。
9月10日、東京・永田町の自民党本部。今後のコメ政策について業界からヒアリングするための会合に、全国農業協同組合中央会(JA全中)や全国農業協同組合連合会(JA全農)の幹部らが出席した。農業界の「総意」を政治に伝えるいつもの顔ぶれだ。
JAグループがこうした場で意見を求められるのは例年...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1159文字