和歌山知事「不満で遺憾」 IR提出期限延期で
統合型リゾート(IR)の国への申請期間が9カ月延期されたことについて、和歌山県の仁坂吉伸知事は9日、「大変不満で遺憾だが、国の手続きに従うしかない」と話した。

県は人工島「和歌山マリーナシティ」(和歌山市)に広さ約24万平方メートルのIR誘致を目指している。今年3月に始めたIR事業者の公募には、マカオのサンシティ・グループとカナダのクレアベスト・グループが応募した。
県は当初、事業者からの提案を審査したうえで、2021年1月ごろにIR事業者を決定する方針だった。県は9日、IR事業者から受け付ける提案の提出期限を10月19日から延期することも発表した。25年春ごろとしていた全面開業の見直しも避けられない状況となった。