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吉利系EVポールスター、欧中でリコール2000台

【フランクフルト=深尾幸生】中国民営自動車大手の浙江吉利控股集団傘下の電動車メーカー、ポールスター(スウェーデン)が発売したばかりの電気自動車(EV)「ポールスター2」をリコールしている。対象は欧州や中国で2189台。米テスラに対抗するモデルとして欧州で販売好調だったが、出だしでつまずいた格好だ。

ポールスターは吉利の浙江省の工場で生産されている=ロイター

ポールスターは吉利とその子会社の高級車大手ボルボ・カー(スウェーデン)の合弁で、高性能なEVやプラグインハイブリッド車(PHV)を中国で生産している。

これまでに事故は起きていないという。電池を制御するソフトに不具合があり、車両が異常停止する可能性がある。所有者は一部のボルボ・カーの販売店に行ってソフトを更新する必要がある。更新は1時間以内に終わるとしている。

スポーツセダンのポールスター2は同社初のEVで、欧州では7月から納車を始めた。最高出力は408馬力、満充電での走行距離は470キロメートル。新車市場の過半をEVが占めるノルウェーでは9月の新車販売で全体の3位に食い込んだ。スウェーデンやオランダでもテスラ「モデル3」などと並んでEV販売の上位に入った。

中国産EVは欧州市場で存在感を高めている。中国自動車大手の上海汽車集団は買収した英国の名門「MG」のブランドで販売する多目的スポーツ車(SUV)「ZS EV」の販売が好調だ。英国やノルウェー、フランスなどに店舗を広げている。独BMWも中国合弁で量産を始めたSUV「iX3」を年内に欧州などで販売する。

欧州のブランドを活用することで「安いが品質が悪い」という中国産車のイメージが変わり始めていただけに、ポールスター2のリコールは痛手となる可能性がある。

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