宇都宮の国際自転車レース、オンラインで代替開催
宇都宮市は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった自転車ロードレース「ジャパンカップ」を、17日にインターネット上で開催する。参加選手はウェブ上に再現した同市の森林公園の周回コースを「走行」する。レース映像はユーチューブで生配信する。
オンラインレースの参加選手は、室内での走行練習に使うローラーと呼ぶ専用機材に自転車を乗せてこぐ。ネット上では選手の分身であるアバターが、コンピューターグラフィックスと実際の映像を組み合わせて作成したコースを走る仕組みだ。
レースには地元チームの宇都宮ブリッツェンなど国内外の14チームが参加を予定する。当日は自転車愛好家を対象に一般参加型のオンラインレースも開催する。機材とネット環境が整っていれば、世界中から参加可能という。
ジャパンカップはアジア最高峰の国際公認自転車レース。1992年から宇都宮市で開催しているが、20年は新型コロナの影響で初めて中止となった。