中東産油国、雇用は自国民優先 外国人は300万人帰国
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【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビアなど中東の産油国が相次ぎ、自国民の雇用を優先する政策を打ち出している。新型コロナウイルスと原油安で外国人労働者の帰国が続き、計300万人以上に達する見通しだ。これを機に外国人に頼ってきた労働市場の構造改革を進める狙いだ。だが、短期的には技能を持つ労働者が不足し、企業活動に影響が出始めている。
現地紙などの報道によると、サウジ政府は8月から食品や文具など9分野の小売...
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