11/26 0:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 26,296.86 +131.27
日経平均先物(円)
大取,20/12月 ※
26,380 +150

日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。

[映像あり]

Abalance 光行 康明社長

2020年11月25日

東京都、28日から時短営業要請へ 飲食店など3週間メド [映像あり]

官房長官、尖閣巡り懸念伝達中国外相と会談

2020年11月25日

[PR]

豊島逸夫の金のつぶやき

フォローする

異常な選挙戦 トランプ氏、レームダック化も

2020/10/8 15:40
保存
共有
印刷
その他

大クラスター発生で実質的に空洞化してきたホワイトハウス内の一室から、大統領はツイートを連発して独自の選挙戦を展開している。

6日には、新型コロナウイルス対策追加財政支援案の協議を選挙に「勝利する」まで突然延期した。ダウ工業株30種平均は一時600ドル幅で急落。そこでさすがに考え直し、数時間後には「個人給付金1200ドル、航空産業へ250億ドル支援、小企業支援1350億ドルを認める」とツイート。日本時間昼の発表であったが、NY市場で歓迎されダウは一転530ドル急反騰した。明日はどのようなツイートが市場を動かすのか。市場は翻弄されている。異常だ。このような市場環境での株式投資は「丁半ばくち」に近い。投資家も嫌気。トランプ氏が早晩「オオカミ少年」扱いされても不思議ではない。

筆者は、むしろ7日に発表された前回米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のほうに注目した。実はFOMC内部では、かなり意見が割れていたことが明らかになっている。もし期待される財政支援策が不十分であれば、量的緩和の再点検・増額の可能性もあると読める。いっぽう、少なくとも2023年まではゼロ金利維持の明示については慎重論もあった。金融政策弾力的運用の自由度を確保したい本音が透ける。市場は量的緩和強化を期待しているため、次回、大統領選挙翌日開催のFOMCが注目される。

そして本日日本時間午前10時から副大統領候補討論会があった。結論からいうと、市場の反応は、討論会中にダウ時間外で40ドルほど上昇した程度。大統領候補討論会のような「罵りあい」にはならず、一応まともな討論にはなった。しかし、肝心の最も知りたい質問になると、両者ともに回答回避を繰り返した。隔靴掻痒(かっかそうよう)の感が残る。それでも、「場外乱闘」にならなかったことで「安定化」を想起され、僅かながらダウが上昇したのか。

米世論動向を様々なメディアで検証してみると、最大公約数的には、経済面ではトランプ有利、コロナ対策ではバイデン有利との評価傾向が見られる。ペンス氏は、即「バイデン増税」に切り込み、ハリス氏は「年収40万ドル以下に増税はない」と応じたが、やはり選挙に「増税」の言葉は重く響く。ただし、増税時期は遅らせる可能性がある。市場では、増税はマイナス要因だが、民主党政権の巨額インフラ投資への期待度が相殺している。ブルーウエーブ(民主党勝利でねじれ議会も解消)シナリオが実現すれば、インフラ投資案も即決まると楽観的に見ている。

トランプ大統領は、やはり「コロナと戦い勝った男」のイメージをビデオメッセージで強くアピール。「私に投与されたリジェネロン抗体カクテルは即効いて元気を回復した」と「自らの体験」でコロナを語る。とはいえ高齢・肥満でコロナ感染の事実は重い。ツイート連発作戦に対するマーケットの反応も慣れて、徐々にトランプ氏がレームダック化してゆく展開が意識され始めた。
豊島逸夫(としま・いつお)

 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」を連載。
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
・業務窓口はitsuotoshima@nifty.com

豊島逸夫が語り尽くす 金 為替 世界経済

出版 : 日経BP
価格 :1045円(税込み)

日経電子版マネー「豊島逸夫の金のつぶやき」でおなじみの筆者による日経マネームック最新刊です。

豊島逸夫の金のつぶやきをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ