8月の経常黒字1.5%減 旅行や知財使用料が減少

経済
2020/10/8 10:15
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財務省が8日発表した8月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支の黒字は2兆1028億円と前年同月に比べ1.5%減った。新型コロナウイルスの影響で旅行や海外子会社からの知的財産権の使用料が減少し、サービス収支の赤字幅が拡大した。

経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支や外国との投資のやりとりを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。

貿易収支の黒字は4132億円と前年同月の13.6倍だった。原油価格の下落などにより、輸入が4兆7115億円と22%減少した。輸出は米国向け自動車の落ち込みで、5兆1247億円と15.5%減少した。

サービス収支は3166億円の赤字(前年同月は15億円の赤字)だった。知的財産権の使用料による黒字が1569億円と44.4%減った。例年8月に入ることが多い4~6月期の海外子会社からの特許料収入が伸びなかった。訪日外国人の消費から日本人の海外旅行での消費を差し引いた旅行収支の黒字も206億円と87%減だった。

海外との投資のやりとりを示す第1次所得収支の黒字は2兆2487億円と1.9%減少した。証券投資収益の黒字が縮小した。

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