イオン北海道21%増益、巣ごもりで食品・日用品好調

イオン北海道が発表した2020年3~8月期の単独税引き利益は21%増の24億円だった。在宅需要の増加で食品や日用品の販売が好調で、3~5月期に不調だった衣料品も回復した。
単独売上高は72%増の1575億円。21年2月期に統合した旧マックスバリュ北海道を含む既存店売上高は横ばいだった。営業利益は5%増の33億円。3~5月期は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業などの影響で衣料品は前年同期比40%減と大きく落ち込んでいたが、6~8月期は7%減まで持ち直した。利益率が比較的高い衣料品の回復で売上総利益率が改善した。
21年2月期通期の業績予想は売上高を前期比72%増の3200億円と見込む従来予想を据え置いた一方、減益を予想していた営業利益は5%増の85億円(従来予想は70億円)、税引き利益も37%増の53億円(同44億円)といずれも増益予想となった。出張の削減や投資計画の見直しで販管費を削減する。
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