日本人ピアニストが重傷 NY駅で暴行、支援の動き

2020/10/6 22:46 (2020/10/7 3:37更新)
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 米国を拠点に活動するジャズピアニストの海野雅威さん(本人提供・共同)

米国を拠点に活動するジャズピアニストの海野雅威さん(本人提供・共同)

【ニューヨーク=共同】米国を拠点に活動する日本人ジャズピアニストの海野雅威さん(40)が、ニューヨーク市の地下鉄駅構内で若者グループに暴行され、右肩と腕の骨が折れるなど重傷を負ったことが5日、分かった。演奏復帰のめどは立っていない。新型コロナウイルス感染拡大による社会不安や景気低迷で、同市は治安が悪化している。

海野さんによると、仕事から1人で帰宅中の9月27日夜、市中心部マンハッタンの駅ホームでたむろしていた男女8人ほどのグループから「体が触れた」と言い掛かりを付けられ、袋だたきに遭った。金品は奪われなかったが、救急搬送され治療を受け、手術が必要になる可能性もあるという。人種差別的な発言も受け、「死ぬかと思った」という。

ミュージシャンやファンの間で、海野さんを支援する動きが広がり、インターネットの募金サイト「ゴー・ファンド・ミー」では1日余りで約9万ドル(約950万円)が集まった。海野さんは共同通信の取材に「目に見えない人と人とのつながりに感謝している」と述べ、早期復帰を誓った。

海野さんは2008年に渡米し、著名トランペット奏者の故ロイ・ハーグローブ氏らのバンドで活躍。新型コロナ流行でライブの中止や延期が相次ぎ、演奏動画の配信などに力を入れていた。

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