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ノーベル物理学賞に英独米3氏 ブラックホール解明に道

M87銀河で撮影されたブラックホール(中央の黒い部分)と、周りを取り巻くガスから出る光(国立天文台などの国際チーム提供)=共同
ロジャー・ペンローズ氏(ノーベル財団のツイッターから)=共同

スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2020年のノーベル物理学賞を英オックスフォード大学のロジャー・ペンローズ名誉教授と独マックス・プランク研究所のラインハルト・ゲンツェル教授、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校のアンドレア・ゲズ教授に授与すると発表した。

授賞理由は「一般相対性理論によるブラックホール形成の予測」と「銀河の中心にある非常に重い天体の発見」。

ペンローズ氏は一般相対性理論を提唱したアインシュタインも信じていなかったブラックホールの存在を1965年に数学的手法を使い示した。

ラインハルト・ゲンツェル氏(ノーベル財団のツイッターから)=共同

ゲンツェル氏とゲズ氏は極めて重い天体が銀河の中心にあり、それがブラックホールであることを解明する道を開いた。世界最大の望遠鏡を使って太陽系を含む天の川銀河の中心にある「いて座Aスター」と呼ばれる領域を詳しく観測し、ちりやガスの動きなどから巨大なブラックホールが存在する証拠をつかんだ。

3氏の成果によって、ブラックホールの解明に向けた研究が進み、19年には日本を含めた国際チームがブラックホールの撮影に成功した。

アンドレア・ゲズ氏(ノーベル財団のツイッターから)=共同

宇宙物理学者である東京大学の佐藤勝彦名誉教授は「ペンローズ氏と他の2人で役割は大きく異なるが、ブラックホールの存在の証明につながったという共通点が評価された」と語った。

授賞式は12月10日にオンラインで開く。賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)で、2分の1がペンローズ氏に、4分の1ずつが他の2氏に贈られる。

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