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燃料電池車両 JR東、トヨタなどと実証実験へ

JR東日本とトヨタ自動車、日立製作所が開発する燃料電池などで走る車両「HYBARI」

JR東日本は6日、日立製作所トヨタ自動車と共同で水素燃料電池と蓄電池を併用するハイブリッド試験車両を開発すると発表した。開発や実証実験などに約40億円を投じて実用化の可能性をさぐる。JR東は2050年度にグループ全体の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。

実験用に水素タンクや燃料電池、蓄電池などを搭載した2両1編成のハイブリッド車両を製造する。燃料電池からの電力とブレーキ作動時の回生電力を蓄電池に充電。両方の電池からモーターに給電できる。最高速度は時速100キロメートル、1回の高圧水素の充填で最大140キロメートルほど走る。

こうしたハイブリッド車両は、すでにドイツで営業運転しているが、JR東など3社の実験車両は燃料電池自動車に搭載する70メガパスカルの高圧水素を世界で初めて用いる。

トヨタは燃料電池で走る自動車やバスの開発をすでに手がけており、JR東はトヨタの技術や知見の提供を受ける。日立はJR東と共同で、蓄電池などと組み合わせて車輪の動きを制御するハイブリッド駆動システムの開発を担当する。

実証実験は22年3月ごろから数年間を予定。神奈川県のJR鶴見線の一部区間約10キロなどを実走する。JR東の深沢祐二社長は「実験の次のステップは営業車両。どの段階で実現できるかは実験をみて決めていきたい」と述べた。

JR東はグループ全体で50年度にCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。山手線の高輪ゲートウェイ駅(東京・港)周辺の大規模再開発エリアに再生可能エネルギーや地域冷暖房を取り入れるなど、環境技術の開発や導入を進めている。

トヨタとは18年に水素燃料を活用した鉄道と自動車のモビリティー連携などで業務提携した。共同で水素ステーションの整備や、鉄道と燃料電池バスの乗り継ぎなどに取り組んできた。

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