「増資は売り」の定説に変化、成長資金なら高評価も
証券部 須賀恭平
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株式市場で公募増資を発表した企業への株価反応が変わってきた。2008年のリーマン・ショック以降、1株利益の希薄化懸念などから「公募増資は売り」が定説だが、株価が下落するどころか上昇の勢いを止めない銘柄もある。「守り」の資金ではなく、成長のための資金を市場で調達する企業が増えているためだ。
「『公募増資は売り』はセオリーだが、最近はその通りではないかもしれない」。岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリ...
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