ホテルフジタ奈良、12月10日で営業終了へ

藤田観光はホテルフジタ奈良(奈良市)の営業を12月10日で終了する。同社によると、土地・建物の賃貸契約が12月末に終了することや施設の老朽化に加え、奈良市内のホテル競争の激化などを踏まえて総合的に判断したという。客室は117室あり、三条通りに面した好立地から、奈良観光の拠点として1983年の開業から多くの観光客が利用してきた。
新型コロナウイルスの感染拡大で9月の稼働率は前年同月比で半分程度だった。従業員やパートは近畿のグループ内の事業所に配置転換するという。土地・建物は大阪市内の不動産会社が所有している。