関電金品受領、新たに子会社元社長ら7人 計303万円分

2020/10/6 15:58 (2020/10/6 17:38更新)
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記者会見する関西電力の弥園豊一副社長(6日、大阪市)

記者会見する関西電力の弥園豊一副社長(6日、大阪市)

関西電力の金品受領問題を巡り、同社は6日、新たに子会社の元社長や本社の元社員ら少なくとも7人が福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(死去)から計303万円分の商品券などを受け取っていたと公表した。

同社によると、新たに受領が発覚した子会社は発電所建設などを手掛ける「関電プラント(旧関電興業)」(大阪市)とデベロッパー「関電不動産開発(旧関電産業)」(同)の2社。

関電プラントでは、北田幹夫元社長ら社長経験者3人が1996年~2006年、森山氏から計273万円分の商品券を受け取っていた。北田氏以外の2人は亡くなっている。北田氏は「身に覚えがない」と受領を否定しているという。

同社に残されたメモなどに基づき、00年と05年に氏名不明の社員が計20万円分の商品券を受け取ったとも認定した。関電不動産開発の元幹部も96年ごろに10万円分の商品券を受領していた。

関西電力本店(大阪市北区)

関西電力本店(大阪市北区)

関西電力本社でも計3人の受領が新たに判明。高浜発電所の元幹部2人が92~93年ごろに重箱やネクタイ、反物を受け取ったほか、中央送変電建設事務所(現電力システム技術センター)の元幹部も金杯1個を受け取っていた。

金品受領問題を巡っては、関電の第三者委員会が今年3月、八木誠前会長ら計75人が約3億6千万円相当の金品を受け取っていたとの報告書を公表。7月には子会社「KANSOテクノス(旧環境総合テクノス)」の元社長が約400万円分の商品券を受領していたことが判明し、同社は金品の受け取りの有無について本社と子会社で再調査する方針を示していた。

今回の判明分を含めると、森山氏らから金品を受け取ったのは計83人で約3億7千万円相当となる。7人の中には第三者委の調査に申告していなかった人もおり、記者会見した弥園豊一副社長は「適切な申告がなされず、新たに判明したことは残念。引き続き過去と決別し、総力を挙げて変革に取り組む」と話した。

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