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ファナック創業者・稲葉清右衛門氏が死去

2020/10/6 15:06
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稲葉清右衛門氏

稲葉清右衛門氏

ファナックの事実上の創業者で、現名誉会長の稲葉清右衛門(いなば・せいうえもん)氏が2日、老衰のため死去した。95歳だった。

1946年、東大工学部を卒業して富士通信機製造(現富士通)に入社。技術者として日本企業で初めての工作機械などを操作する際に使う数値制御(NC)装置の開発を主導した。72年、富士通から富士通ファナック(当時)として分離独立する際に専務として移り、75年に社長に就任した。

山梨県忍野村に主力拠点を置き、研究開発から生産までを一貫して手掛けるユニークな経営体制を構築。独自の製品開発や生産合理化を追求しながら強い指導力を発揮し、高収益体質を築いた。NCに続いて開発した産業用ロボット事業を通じてファナックを世界的な企業に育て、製造業の生産自動化や合理化にも大きく貢献した。

95年に社長を退き、2000年には取締役からも退任した。81年に紫綬褒章、90年には藍綬褒章を受章している。現会長の稲葉善治氏は清右衛門氏の長男。

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