合宿で起業家のアイデア磨く 1位はログラス

2020/10/6 9:00
保存
共有
印刷
その他

ベンチャーキャピタル(VC)のインキュベイトファンド(東京・港)はこのほど、起業家を養成する合宿イベントを千葉県木更津市で開催した。起業家と投資家が1対1のペアとなり、事業計画を発表。審査員が1組ごとに採点し、総合順位を付けた。経営管理用のクラウドシステムを手掛けるログラス(東京・品川)が1位だった。

感染症対策のため、起業家はフェースシールドなどを着用し登壇した(千葉県内のホテル)

今回で13回目となる「インキュベイトキャンプ」には前年の約1.6倍となる473社がエントリーし、16社の起業家が合宿に参加した。初日の予選では各起業家が事業計画を発表し、投資家はペアを組みたい起業家を指名。各ペアは翌日のプレゼンに向けて事業計画の練り直しや発表の改善に取り組んだ。

決勝は5分で発表。質疑応答も設けられ、審査員の投資家からは「なぜ今その事業なのか」や「事業をBtoC(消費者向け)に早く切り替えるべきだ」などの質問や意見が出た。

総合1位を獲得したログラスの布川友也最高経営責任者(CEO)は「(経営管理クラウドの)世界でナンバーワンになりたい」と意気込む。布川氏の指導役を務めたスパイラルキャピタル(東京・港)の千葉貴史氏は「もともと素質があった。発表の大枠は変えず、より具体的かつ定量的にした」と振り返る。

2位は就業規則作成サービスを手掛けるKiteRa(東京・港)。予選からの成長が大きいペアに贈られる「ベストグロース賞」も受賞し、代表の植松隆史氏は「投資家のアドバイスを受け、明日から取り組むべきことが明確になった」と語った。

起業家が指導役のキャピタリストを採点する「キャピタリスト賞」も用意し、グローバル・ブレイン(東京・渋谷)の立岡恵介氏が受賞した。インキュベイトファンド代表パートナーの赤浦徹氏は挨拶で「IT(情報技術)で日本が負けたのはベンチャーキャピタルの責任。日本のベンチャーキャピタルが主役となって世界を支えたい」と述べた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]