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岸田氏、他派と連携探る 派閥パーティー、古賀氏は欠席

岸田派のパーティーで講演する自民党の岸田文雄前政調会長(5日、東京都港区)

自民党岸田派は5日、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。名誉会長の古賀誠氏は会長職を岸田文雄氏に譲ってから初めて欠席した。党内の関心は先の総裁選で敗れた岸田氏が他派閥と連携して次も出馬するかにある。

岸田氏はあいさつで「次の(総裁選の)機会では勝利できるよう政策を磨き、精進していきたい」と強調した。

池田勇人氏が結成した宏池会を同じ源流とする麻生派や谷垣グループと合流する「大宏池会」を目指す考えも示した。「宏池会の大きなかたまりを実現できるよう先頭に立って汗をかきたい」と述べた。

宏池会は1998年、宮沢喜一氏から加藤紘一氏が派閥を継承した際、加藤氏と対立した河野洋平氏が離脱して河野派を立ち上げた。後に麻生派に衣替えした。加藤派も現在は岸田派と谷垣グループに分かれる。

古賀氏は2019年のパーティーでは乾杯のあいさつをした。岸田氏は今回も招待状は出した。9月の総裁選後、古賀氏から欠席の意向を告げられたという。

岸田氏は総裁選で麻生太郎副総理・財務相からの支援を得られなかった。麻生氏はかねて岸田氏に古賀氏と距離を置くよう求めてきた経緯があり、両氏の微妙な関係が影響したとの見方がある。

岸田派内には古賀氏が派閥パーティーを欠席したことで麻生派の協力を取り付けやすくなったとの期待がある。

麻生派は総裁選で菅義偉首相を担いだばかりだ。派内に将来の首相候補として河野太郎行政改革・規制改革相も抱える。岸田氏支持でまとまるのは容易ではない。派閥パーティーは麻生氏も参加しなかった。

古賀氏が岸田氏と首相の両にらみの構えをとったという見解もある。かつて自派に所属した首相とは関係がある。総裁選で古賀氏の地元である福岡県から岸田氏への地方票は0票だった。

岸田氏は総裁選後に無役となり、派内の「入閣待機組」も起用されなかった。派内には古賀氏と近い議員も少なくない。求心力を保ちつつ、他派閥からの支援も広げなければならない。

首相の党総裁任期は安倍氏の残りを継いだため21年9月まで。次の総裁選への準備期間は1年間である。

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