仙台空港「大変残念」 エアアジア事業断念で
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が5日に事業継続を断念したことを受け、仙台国際空港(宮城県名取市)は「新型コロナウイルスの影響を受けながらも、緩やかな回復基調にある中での今回の決定は大変残念だ」とのコメントを発表した。
新型コロナの感染拡大に伴いエアアジアの仙台―中部便は4月から運航を休止していたが、8月に再開。仙台空港は名古屋着便の利用を促すため、抽選で旅行券が当たる観光キャンペーンを9月中旬まで実施したばかりだった。
仙台空港は「エアアジア・ジャパンによる就航によって仙台―名古屋間のマーケット拡大を期待していた」とエアアジアの日本撤退を惜しんだ。今後の経営については「依然として厳しい状況は継続しているが、地元の自治体をはじめとした地域と連携しながら、より一層、航空需要の回復に努めたい」とした。
エアアジアは2019年8月、仙台便を往復1日2便で就航した。東北と名古屋を結ぶ初のLCCとして、これまで観光やビジネス分野での交流人口拡大に寄与してきた。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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