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福島県のメガソーラー、発電能力が全国首位 6月末

福島県内のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の発電能力が6月末で79万2800キロワットとなり、茨城県を抜き四半期末で初めて首位になった。東日本大震災からの復興を目指して県と国が再生可能エネルギーの発電所の誘致に力を入れている効果が表れた。

資源エネルギー庁の電力調査統計によると福島県内の6月末の最大出力(発電能力)は3月末に比べ16%増え、茨城県の76万7100キロワットを2万5千キロワット余り上回った。

太陽光は昼間しか発電しないため単純な比較は難しいものの、福島県内のメガソーラーの最大出力は震災で爆発事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所の3号機(78万4000キロワット)を上回ったことになる。

都道府県別の集計が始まった2019年4月末の福島県の順位は全国4位で20年3月末に北海道を抜いて2位になった。

福島県内のメガソーラー(出力1000キロワット以上)の数は6月末で108カ所と3月末に比べ8カ所増えた。

県は外郭団体を通じて再生エネ専用の送電線を浜通り地区に2ルート開設した。新しい送電線沿いにメガソーラーを建設する県外の企業が相次いでいる。

7月以降もメガソーラーの完成や稼働する動きが続いており、能力拡大が今後も続く見通しだ。

多くの企業は再生エネの固定価格買い取り制度を利用して東電に電気を販売している。

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