ダイセル、化粧品プラ粒子の代替素材を開発 - 日本経済新聞
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ダイセル、化粧品プラ粒子の代替素材を開発

化学メーカーのダイセルは5日、化粧品に含まれるプラスチック粒子に代わる新素材を開発したと発表した。天然由来の酢酸セルロースを主原料とし、海中でも分解される。すでに化粧品メーカーにサンプル出荷しており、今年度中にも国内工場で生産を始める。

酢酸セルロースは天然に存在する酢酸と植物由来のセルロースを合成した素材で、土壌やコンポスト、海中で微生物により分解される特性を持つ。ダイセルは主に液晶パネル用フィルムやたばこ用フィルター向けに生産している。

ダイセルは酢酸セルロースと別の樹脂を高温で混ぜ合わせる独自の乳化技術を使い、表面が滑らかで平均直径が7マイクロメートルの微細な粒子状に加工することに成功した。マイクロプラスチックによる海洋汚染が問題となるなか、ファンデーションなどの化粧品が含む微細なプラスチックを代替する素材として用途を開拓する。

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