コロナ理由に車いす拒否か 国交省がUDタクシー指導

社会・くらし
2020/10/4 16:19
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 車いすのまま乗車できるスロープ付きのUDタクシー(2019年10月、札幌市)=共同

車いすのまま乗車できるスロープ付きのUDタクシー(2019年10月、札幌市)=共同

新型コロナウイルスの感染対策を理由に、車いすのまま乗車できるスロープ付きのユニバーサルデザイン(UD)タクシーの配車を拒否されたとの利用者の苦情を受け、国土交通省北海道運輸局が札幌市のタクシー会社2社を口頭で指導したことが4日、同局への取材で分かった。

運輸局によると、6月にUDタクシーを予約しようとした利用者が「(運転席と客席の間の)感染防止フィルムが外せないので断っている」「コロナで車両台数を減らしており予約はできない」などとして配車を断られたとの苦情が、8月に国交省を通じて届いた。

同局が確認すると、2社がUDタクシーを保有しているのに配車しなかった疑いがあり、8月下旬に指導した。2社は同局に「説明が足りず誤解を与えた」などと回答した。取材には「フィルムを外すのに時間がかかっても対応する。基本的に断らないので受け取られ方が違ったのかもしれない」などとした。

国交省は昨年11月、UDタクシーのスロープの設置方法が分からなかったり時間がかかったりすることを理由に(1)車いすのままの乗車や配車を拒否(2)スロープを載せないまま運用――することなどは「道路運送法に違反し、確認された場合は厳正に対処する」との通達を全国のタクシー業者に出している。〔共同〕

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