東証、取引再開の基準なく 緊急事態の想定に漏れ
(更新) [有料会員限定]
東京証券取引所は2日、2日ぶりに取引を再開した。終日にわたって売買停止となった1日のシステム障害は日本市場のもろさを浮き彫りにした。非常時の対策はあったが、システムの再立ち上げは想定に入っていなかった。システムは故障を前提とした設計も必要になっている。日本の株式取引をほぼ一手に引き受ける金融インフラとして高い透明性も求められている。
「顧客の同意を得る必要がある」。1日午前、売買停止で市場が混乱し...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1583文字

東京証券取引所は2020年10月1日、システム障害を受けて全銘柄の取引を終日取りやめました。売買が終日停止されたのは1999年の取引のシステム化以降で初めてでした。この問題に関する最新ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。