ヘッドウォ、初値上昇率11.9倍 過去最高に
2日の東証マザーズ市場で、9月29日に上場した人工知能(AI)システム開発、ヘッドウォータースが公開価格の11.9倍となる2万8560円の初値をつけた。市場関係者によると、公開価格からの上昇率は2018年4月上場のAI開発、HEROZ(ヒーローズ)の10.9倍を上回り、過去最高となった。
終値は初値から5%安の2万7000円。売買高は公募・売り出し株数の1.7倍だった。
予想PER(株価収益率)は180倍台と過熱感もある。他の新興株と比べて「公募・売り出し価格が低かったのでは」(フィスコの小林大純氏)との声もある。
ヘッドウォータースは企業へのAIシステムの開発や導入支援を手掛ける。