メキシコ中古車販売、ユニコーンに SBG出資先

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中南米
2020/10/2 6:34
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【メキシコシティ=宮本英威】メキシコで中古車のオンライン販売を手がけるカバックは1日、ユニコーン(企業価値が10億ドル以上の未上場企業)になったと発表した。9月に実施した資金調達で、企業価値が11億5千万ドル(1200億円)と評価されたという。ソフトバンクグループ(SBG)は2019年10月に同社への出資を公表している。

カバックのカルロス・ガルシアCEO(同社提供)

カルロス・ガルシア最高経営責任者(CEO)は1日、日本経済新聞の電話取材に応じ、創業からの調達資金の合計は「4億ドルに達した」と明らかにした。今回の資金は「21年に予定するブラジルへの市場参入に用いる」予定だ。

新型コロナウイルスの感染拡大で「感染を防ぐために中古車の購入を検討する人が増えている」という。従業員は現在の800人から「今後1年で2倍になる」と計画している。

同社は販売する中古車の信頼性の高さを売りにしている。登録可能な中古車は10年製以降で、年間走行距離の平均が2万キロ程度までとなる。240項目におよぶ車両検査を実施している。購入後7日間か、300キロ以内の走行なら返却も可能だ。

カバックは16年6月にメキシコシティで創業した。今年8月にはアルゼンチンの同業チェッカーズを買収して、同国に進出した。SBGの他、香港拠点のDSTグローバル、米グリーンオークス・キャピタルなども出資している。

SBGは19年3月、50億ドル規模の中南米向け投資ファンドを設けたと発表した。メキシコではカバックの他に電子決済のクリップ、中小企業向け金融のコンフィオとアルファクレジットに出資している。

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