がんの発見と治療に放射性薬、アステラスが治験へ
[有料会員限定]
アステラス製薬はがん治療向けに患者の体内で放射線を出す薬を開発した。薬はがん細胞にピンポイントでくっつく。がんを見つける診断薬と、がんを攻撃する治療薬を開発する。体外から放射線を照射する従来の治療に比べ、健康な臓器を傷つけるリスクが少ない。早期の実用化を目指し、同様の薬で先行する海外勢を追う。
アステラスは大腸がん、肺がん、乳がんなど向けに「放射性医薬品」と呼ばれる薬の候補物質を開発した。診断薬と治療薬でそれぞ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1273文字