「最悪の停止」東証のシステム障害、海外も注視

2020/10/1 21:22
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売買が終日停止され、ボードの株価表示が消えた東京証券取引所(1日)=共同

売買が終日停止され、ボードの株価表示が消えた東京証券取引所(1日)=共同

東京証券取引所がシステム障害により株式などすべての金融商品を終日売買停止にしたことを受け、海外メディアは1日、「最悪の停止」などと相次ぎ伝えた。約3700銘柄が上場するアジア最大規模の市場停止に対し、信頼性への影響を懸念する報道が目立った。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)は取引がシステム化された1999年以来「最悪の停止に見舞われた」と報じた。

米ブルームバーグ通信も「過去最悪の障害」と詳報した。中国や香港などの主要市場は国慶節(建国記念日)の大型連休で休場で、米株式市場が堅調だった翌日の東証の事態に「投資家の感情を冷やす」と指摘した。そのうえで「日本の市場システムへの信頼にも影響を与える」と伝えた。

米紙ニューヨーク・タイムズは米大統領選のテレビ討論会後に発生した点に注目した。討論会を踏まえた短期売買の機会を奪わずに済み「不幸中の幸いだった」とする日本の専門家の意見を紹介した。「政治的に混乱している香港からビジネス誘致を狙うなか、投資家の信頼を揺るがしかねない」とも指摘した。

香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、システム障害の原因などに関しても詳細に報道した。今回の問題が投資家心理の冷え込みを招き、「今後の日本株にも影響を与える可能性がある」との懸念を示した。

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