城山ホテル鹿児島、1泊100万円のスイート
城山観光(鹿児島市)は2日、運営する城山ホテル鹿児島(同)で室料100万円(サービス料込み、税別)のスイートルームなどの提供を始めた。耐震補強工事と同時に進めていた客室改装工事の第1期が完了したことに伴うもので、総客室数を減らしながらグレードの高い客室を増やすことで差異化を進め、国内外の富裕層の取り込みを強める。

最上級のインペリアルスイートは東棟最上階の10階に置かれ、広さが200平方メートル。リビング、ダイニング、ベッドルームに一体感を持たせたほか、桜島が一望できるジャグジーなども設けた。同ホテルでは10階を上質なサービスを提供するクラブフロアとし、東棟には4タイプ9室を配備する。一連の工事が完了する2022年には計21室にまで増やし、専用ラウンジなども設ける計画だ。
鹿児島市では今後、シェラトンホテルの進出が予定されている。城山観光では22年まで約60億円を投じて耐震補強工事と客室改装を並行して進めることで、富裕層の獲得を目指す。
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