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「海外の信頼失う」東証トラブル、個人投資家憤り

(更新)

東京証券取引所の相場情報の配信システムで1日に発生した障害について、個人投資家には困惑や憤りが広がった。「海外市場からの信頼を失うのでは」といった不安も広がり、早期の復旧を求め、再発防止を徹底するよう望む声が上がった。

東証のシステム障害に反応する個人投資家のツイート =一部画像処理しています

「東証は事故など起きないと過信していたのでは。再発防止策が示されないと安心できない」。東京都葛飾区の個人投資家の男性(42)は語気を強める。東証で7銘柄を持ち、月に60万円ほどの生活費を稼ぐ。アベノミクスの効果で株価は好調で、金や先物より国内企業の株への投資比率を増やしてきた。

海外の投資家が日本のシステムを脆弱だと感じて投資意欲が下がりかねないと指摘し、「東証のリスク管理は日本市場の信頼性に関わる。しっかりしてほしい」と求めた。

投資歴32年の埼玉県の男性会社員(60)は「株取引は信頼の上で成り立っている。徹底した原因究明と再発防止がなければ、株はやめておこうと思う人が増える」と憤った。

JR東京駅近くにある証券会社前の株価ボードも株価の表示が消えたまま。鉄道会社の株を保有する福岡市の男性(67)は「あってはならない。システムを見直してほしい」と注文した。

毎朝パソコンで株価をチェックしているという名古屋市の無職男性(76)は朝からの取引停止に驚き、「これで利益を生む人もいるだろうが、株を大量に持っている人は(売買できず)大変。早く回復しないと、外国にも影響がある」と話した。

SNS(交流サイト)には1日朝から個人投資家の戸惑いの声が相次いだ。同日正午前に東証が売買を終日停止するとの報道が出ると、日本国内のツイッターでは「売買停止」がトレンド入りした。

「全ての投資家に対して、損失補填を」と補償を求める声や、政府に対しても、デジタル庁などでリスク回避の方法を改めて検討してほしいといった意見も出た。

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東証売買停止

東京証券取引所は2020年10月1日、システム障害を受けて全銘柄の取引を終日取りやめました。売買が終日停止されたのは1999年の取引のシステム化以降で初めてでした。この問題に関する最新ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

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