NYダウ反発、329ドル高 追加経済対策の合意期待で

2020/10/1 5:11 (2020/10/1 6:24更新)
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【NQNニューヨーク=張間正義】30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比329ドル04セント(1.2%)高の2万7781ドル70セントで終えた。追加経済対策で米与野党が近く合意するとの観測が強まり、買いを誘った。主力ハイテク株に加え、業績が景気に左右されやすい金融や素材など景気敏感株にも幅広く買いが入った。

ムニューシン米財務長官は30日、投資家向け会合で「(追加経済対策の)合意に向けて真剣に取り組んでおり、合意は可能だという希望を持っている」と述べた。成立は米大統領選後との見方に傾いていた追加対策が早期にまとまるとの期待が高まった。ダウ平均の上げ幅は一時500ドルを超えた。

雇用サービスのADPが30日発表した9月の全米雇用リポートでは非農業部門雇用者数は前月比74.9万人増と8月分(48.1万人増)から増加が加速した。市場予想(60万人増)も上回り、雇用市場の底堅さが意識されたことも株買いを促した。

9月下旬は年金基金などの運用資産のリバランス(配分調整)に伴い、7~9月期に大きく値上がりした株式への売りが膨らんだとみられる。期末を迎えてそうした動きが一巡し、需給改善につながった可能性もある。

スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトなど主力ハイテク株が上昇した。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや金融のゴールドマン・サックスも高い。一方、29日夕に米国での2万8000人の従業員を削減すると明らかにした映画・娯楽のウォルト・ディズニーは下落した。

9月のダウ平均は月間で648ドル(2.3%)さげた。下落はコロナ禍で急落した3月以来。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も前日比82.26ポイント(0.7%)高の1万1167.51と反発した。動画配信のネットフリックスが上昇した。エヌビディアやインテル、テキサス・インスツルメンツなど半導体株の一角が上げた。

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