京急百貨店の設備、ドローンで点検 天井などで実証
京浜急行電鉄はドローン(小型無人機)開発のLiberaware(千葉市)と連携し、京急百貨店(横浜市)の設備点検をドローンで代替する実証実験を行った。天井裏や変電設備室で幅20センチメートル程度の小型ドローンを飛行。撮影映像からでも目視と変わらず点検できることを確認した。
京急が2017年に始めた、スタートアップ企業との連携で新規事業を創出する「アクセラレータープログラム」の一環で、9月18日に実施した。実験した天井裏などは「危険を伴う高所」や「人が立ち入ることが難しい狭小空間」を条件に選定したという。
今後はドローン点検にかかる費用を算出し、現状の点検と比較したうえで本格導入を目指す。変電設備室では1回の点検に300万円以上かかるといい、コスト削減を期待する。