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メキシコのボクシング元王者、若手支援で一肌脱ぐ

【メキシコシティ=宮本英威】ボクシング大国のメキシコで先日、元世界王者が若手ボクサーの支援に一肌脱いだ。新型コロナウイルスの感染拡大で観客を入れた興行ができない中、無観客興行でエキシビションに出場。その知名度でスポンサー獲得とテレビ中継が実現するなど、苦しむ業界の奮闘に一役買った。

ポーズをとるミハレス氏(左)とモンティエル氏(メキシコ州トラネパントラ)

9月9日夜、首都メキシコシティ郊外のメキシコ州トラネパントラでリングに上がったのは、世界3階級制覇のフェルナンド・モンティエル氏(41)とスーパーフライ級元世界王者クリスチャン・ミハレス氏(38)。ともに引退後初めての"試合"に臨んだ。

ともに日本でも世界戦を行い、特にモンティエル氏は長谷川穂積を4回TKOで下してベルトを奪った試合が記憶に残る。ミハレス氏も川嶋勝重に勝利した。この日の対戦は頭部を守るヘッドギアを着用しての3ラウンドだったが、さすがのパンチやフットワークを披露した。

メキシコで知名度が高い両氏の対決は、関心を集めた。ガス販売、乳製品、自動車販売店、ホテルチェーンなど7社のスポンサーが付き、テレビとネットでの放映も実現した。

エキシビジョンで対戦したミハレス氏(右)とモンティエル氏(主催者提供)

この日は2人のエキシビションの他に9試合が行われた。判定勝ちしたジャフェル・ペラレス(28)はコロナ禍でも練習は続けてきたが、試合は8カ月ぶりだった。他の仕事はしていないため、実戦の機会と報酬は「非常にありがたい」と感謝する。スーパーフライ級のダビッド・クエリャル(18)は2ラウンドでKO勝ち。試合を見た2人の元王者が「世界王者になれる素質がある」と口をそろえ、本人も「将来は世界王者を目指す。試合で日本に行きたい」と目を輝かせた。

興行を主催したのは19年5月設立の新興プロモーション。ホナス・サンドバル最高経営責任者(CEO)は「新型コロナ感染は深刻だが、ボクシング産業を再興させる必要がある。メキシコの選手は日本でも知名度は高い。将来的には日本でも同様のイベントを開きたい」と期待していた。

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