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「圧」が違うスペイン1部 それでも「迷わない」

スペイン1部リーグ開幕後、岡崎は3試合連続で先発も、まだゴールがない=共同

スペイン1部リーグが開幕して3試合を戦った。2分け1敗の成績は昇格組なら評価されるだろう。3試合連続で先発し、うち2試合がフル出場の僕も悪くないスタートかもしれない。ただ、僕にゴールがない現実には納得していない。昨季のチーム内得点王であっても、地位は安泰というわけではないから。

1部でのプレーは2年ぶりで、いろいろな意味で「圧」の違いを感じる。初戦のビリャレアル戦(9月13日)は善戦したと言ってもらえるけれど、チームはいっぱいいっぱいだった。

2部で優勝した昨季は常に主導権を握り、ボールを奪ってからゴール前に攻め込むまでに時間があって、僕もそれに合わせる余裕があった。1部ではラストパスに反応する時間がもっと削られる。想定していたことではあり、その一瞬を見逃さないようにするしかない。そういう中でパスを受け、相手のCBと対峙する。そこにある圧に「ああ、これだ」と懐かしいような感覚がよみがえる。

組織で戦いながらも、局面局面で生まれる1対1の強度も1部は高い。試合の主導権をウエスカが握り切れない状況の時に自分はどう振る舞えば良いのか? そこでの出来不出来が自分の評価に直結する。そこに1部の難しさと、面白さを感じている。

ホーム開幕のカディス戦は0-2で敗れた。ともに昇格組で、2部時代も苦戦した相手。ゴール前を堅く守るカディスとの戦いは1点勝負と予想していたが、自分たちのミスで先制されてしまう。ゴール前の厚い壁をはがせず、終了間際にもカウンターで追加点を許した。主導権を握りながらも、まったくかみ合わない攻めに、自分に対する腹立たしさだけが残った。

試合中、僕にシュートを打つ機会はほとんどなかった。前線で待ってもボールは出てこなかった。ゴールを求められる試合でボールに触る回数すら少ないと当然じれる。かといって、ボールに触るために中盤に下りていくことが最善なのか? 相手が苦しむ場所で自分がいつでも仕掛けられるようにしておくことが重要なはず。でも、個の力で相手の守りを打開するのがウエスカのやり方だろうか?

試合後も翌日のオフも、こんな思考が僕の頭の中で駆け巡った。「こういう試合は過去にもあったし今後もある。切り変えるしかない」と分かっていても。次の試合に向けた練習が始まれば、自然と気持ちの整理はつく。だから早く試合がしたい。そういう意味ではコロナ禍による中断が明けた後の、昨季の週2試合の過密日程が懐かしい。

ただ、今季このチームで僕がやるべきことは明確にしているので「迷わない」と決めている。こういう時こそ悲観的にならず、やり続けてきたことをやり続けるだけだ。

(ウエスカ所属)

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