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山下洋輔流のベートーヴェンとは 芸劇でオマージュ曲

「即興や変奏をしながら、今の自分なりにベートーヴェンを表現したい」と語る山下洋輔

ジャズピアニストの山下洋輔が10月16日、ベートーヴェンの生誕250周年を記念するコンサート「ミーツ・ベートーヴェン・シリーズ」(東京芸術劇場)に登場する。ピアノの名曲から交響曲のみならず、山下が自作したベートーヴェンへのオマージュ曲も披露する。

「誰もが知っている曲をジャズメンが演奏すると面白いのは、変だから。ジャズピアニストが実はベートーヴェンもうまく弾けました、というコンサートではない。即興や変奏をしながら、今の自分なりにベートーヴェンを表現したい」と山下は語る。

コンサートの打診を受けたときに、初めに思い浮かんだ曲はピアノソナタ第6番だという。「国立音楽大学の作曲科を受験する際に、ピアノ科目で課題に選んだのがこの曲だった」と振り返る。「60年ぶりに演奏する今回は、楽譜に書かれた以上にスイングして、全体を通してかろうじて『第6番』だと分かるくらい自分流に発展させたい」と話す。

「ふと思いついた」という自作のオマージュ曲は「特有の和音や低音部の動き方を取り入れた。ベートーヴェンならこう弾くだろう、という要素を入れながら楽しく即興演奏したい」。

「『月光』はジャズで考えるとアフリカのリズムのようだし、『田園』はミニマル音楽のよう。ベートーヴェンの音楽なら、どうちょっかいを出してもいいだろう」という懐の深さを感じるという。「ベートーヴェンの音をますますエネルギッシュに作り替える。ジャズで培った音楽表現を、彼を題材にして表現したい」と意気込む。

(北村光)

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