秋開催のワインツーリズムやまなし、初の中止 - 日本経済新聞
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秋開催のワインツーリズムやまなし、初の中止

全国有数のワイン産地、山梨県甲州市などのワイナリーを巡り、生産者と交流しながらテイスティングやブドウ畑の景色を楽しむイベント「ワインツーリズムやまなし」の中止が決まった。新型コロナウイルスの影響で、2008年に全国に先駆けて開催して以来、初めての中止となった。

ワイナリーの見学ツアーも新型コロナの影響で中止や縮小を余儀なくされており、ワイナリーや醸造用ブドウの農家にとっては厳しい状況が続いている。

主催する一般社団法人ワインツーリズムの大木貴之代表理事は「1日2千人が集まるイベントは開催が難しい。受け入れ側の準備が必要だが、少人数でワイナリーを訪問できる代替企画を調整している」という。

今年は春にもワインツーリズムのイベントを小規模ながら実施予定だったが中止した。08年から毎年秋に実施してきたメインのワインツーリズムは19年まで12年連続で開催されていた。

山梨のワインツーリズムは08年に実施した第1回の参加者が1284人。甲州市勝沼の約30のワイナリーが参加した。11年には甲州市塩山や甲府市のワイナリーも加わり、参加者も2123人に増加した。

その後は2~3日間の日程で延べ5000人程度を適正規模と想定して実施。19年には参加ワイナリーも約70に増えていた。

大木氏は常々「ワインツーリズムを期間限定のイベントではなく、いつ訪れても楽しめるよう日常化したい」と話しており、「コロナをきっかけに、来訪者が分散して少しずつ訪れることで、日常化が進めば」と話している。

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