NYダウ反落131ドル安 コロナ感染の再拡大を警戒

2020/9/30 5:11 (2020/9/30 5:53更新)
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【NQNニューヨーク=岩本貴子】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。前日比131ドル40セント(0.5%)安の2万7452ドル66セントで終えた。欧米で新型コロナウイルスの感染が広がる中、金融株やエネルギー株が売られて相場を押し下げた。ダウ平均は前日までの3営業日で820ドル上昇した。29日夜に米大統領選候補の討論会を控え、積極的な買いは入りにくかった。

欧州や米国の多くの地域で新型コロナの新規感染者数が増加傾向にある。冬場が近づき、ウイルスがまん延しやすくなるとの観測も出ている。感染者の増加が経済活動の再開の動きを鈍らせるとの見方が投資家心理を冷やした。

金融のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスが下げた。原油安を受け、石油のシェブロンやエクソンモービルも売られた。前日に大幅に上げた航空機のボーイングも安い。

空運のアメリカン航空グループなど旅行・レジャー株の下げも目立った。空運株は、国際航空運送協会(IATA)が今年の旅客者数の見通しを下方修正したことも売り材料となった。

民主党のペロシ下院議長は28日、新たに2兆2000億ドル規模の経済対策法案を用意したことを明らかにした。ムニューシン米財務長官と協議を続ける方針と伝わったが「追加経済対策が大統領選前に成立するか確信は持てない」(スレートストーン・ウェルスのロバート・パブリック氏)との見方が根強い。交渉の先行きを見極めたい雰囲気が強まったことも買いを鈍らせた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前日比32.28ポイント(0.3%)安の1万1085.25で終えた。主力ハイテク株はまちまち。ネット通販のアマゾン・ドット・コムやスマートフォンのアップルは下げ、SNS(交流サイト)のフェイスブックは上昇した。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株の一角が買われ、相場を支えた。

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