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スリランカ政府、日本支援の鉄道整備中止を閣議決定

スリランカ政府は29日、日本の支援で建設を計画していた2500億円規模の鉄道整備事業の中止を28日の閣議で決めたと発表した。高架化することで多くの建物を取り壊す必要があり、建設費や運営費が莫大になるためと理由を説明した。

コロンボでは中心部の渋滞解消が大きな課題だ(9日、コロンボ)=ロイター

この事業はシリセナ前大統領の政権が日本側と合意。スリランカが中国の投融資への依存から脱却する動きとされ、2019年7月には起工式も開かれていた。それを同年11月に就任したゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が撤回した。同氏は首相に兄のマヒンダ・ラジャパクサ氏を指名。マヒンダ氏は05~15年に大統領を務め、その間に中国からの投融資が急増した。

基本プランでは既存の鉄道沿いに軽量の旅客鉄道を走らせて渋滞を緩和する狙いだった。だがスリランカ政府は「(シリセナ)前政権が高架軌道に計画を変えたため環境へ甚大な損害を与えかねず、建設費が莫大になるだろう」と指摘した。

最大都市コロンボとその近郊を結ぶ7路線(総延長75.1キロメートル)のうち15.7キロを国際協力機構(JICA)の支援で整備する計画だった。対象区間での高架軌道の敷設や16駅の設置などを含む。スリランカ政府は19年3月、第1期分としてJICAと約300億円の円借款を契約していた。

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