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20年の世界航空需要、66%減に下方修正 IATA見通し

(更新)

【フランクフルト=深尾幸生】国際航空運送協会(IATA)は29日、2020年の世界の航空需要が前年比66%減になる見通しだと発表した。7月の予測より3ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの感染が収束する見通しがたたず、国際線がほとんど回復していないためだ。航空会社の経営への影響も避けられそうにない。

需要は旅客数に輸送距離を乗じた「旅客キロ」と呼ぶ指標を使う。7月時点では12月の需要は前年比55%減とみていたが、今回の予測では68%減に切り下げた。

足元でも8月の需要は75%減で、国内線は51%減まで戻ったが国際線が88%減と回復は鈍い。IATAのチーフエコノミスト、ブライアン・ピアース氏は「9月に入って回復は止まった」と指摘した。IATAが9月に実施した調査では回答者の半数が「年内は飛行機による移動をしたくない」と答えた。

北半球の航空会社は夏の需要期に稼いだ現金で比較的需要の少ない冬を乗り切る。IATAのアレクサンドル・ド・ジュニアック事務総長は「過去最悪の夏だった。政府による緩和措置や国境の開放がなければ数十万人の職が失われる」と訴えた。

一方で需要が19年の水準に回復するのは24年とする長期見通しは変えなかった。IATAが各国政府に導入を訴えている搭乗前の検査義務化や、ワクチンの実用化などが前提にあるという。

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