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協和キリン富士フイルム系、バイオ後続品で欧州承認

富士フイルムと協和キリンは29日、両社が出資する協和キリン富士フイルムバイオロジクス(東京・千代田)などが開発した抗がん剤「アバスチン(一般名ベバシズマブ)」のバイオ後続品(バイオシミラー)が欧州委員会から販売の承認を受けたと発表した。同社が関連するバイオ後続品で承認されたのは、関節リウマチ薬「ヒュミラ(一般名アダリムマブ)」に次いで2例目となる。

薬剤の適応症は転移性の結腸がんや直腸がん、乳がんなど。承認により欧州連合(EU)各国や英国、ノルウェーなどで販売できるようになる。販売時期や欧州以外での開発状況は非公表という。

協和キリン富士フイルムは2015年に英製薬大手アストラゼネカと折半出資の合弁会社「センタス」を設立し、アバスチンのバイオ後続品の臨床開発を進めてきた。16年から欧州や米国、日本などで非小細胞肺がんを対象に第3相の国際共同治験を実施し、主要評価項目を達成したという。

20年7月には欧州医薬品評価委員会(CHMP)から承認勧告を受けている。バイオ医薬品では過去に開発された薬の特許切れが相次いでおり、バイオ後続品の開発競争が加速している。

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