/

現代重工、斗山の建機部門買収へ名乗り 800億円規模

【ソウル=細川幸太郎】韓国の現代重工業が、斗山重工業の建設機械事業を買収する方針を固めたことが29日、分かった。国内ファンドなどとともに予備入札に応募した。市場関係者によると、買収金額は800億円規模になる見通し。中国市場に強い斗山の事業買収をテコに、さらなる規模拡大を目指す。

売却対象となるのは斗山グループの建機子会社、斗山インフラコア。現代重工に加え、国内ファンドのMBKパートナーズやグレンウッドなどが買収に関心を示している。今後は入札方式で買収企業を選定する。事業継続性の観点から、市場では同業の現代重工がファンドよりも有利との見方が出ている。

現代重工は造船とプラントに次ぐ第3の柱として建機部門を中核事業に据える。中国やインド、東南アジアでは建機の需要は堅調で、同業買収によって規模を拡大し海外展開を急ぐ。

韓国の建機メーカーで斗山は首位、現代重工が2位。英国の機械専門誌KHLグループによると、買収が実現した場合、現代重工の世界シェアは4.5%と日立建機を上回り、7位に浮上する。

米キャタピラー(16.2%)やコマツ(11.5%)には及ばないが、徐工や三一重工といった中国勢は国内需要に支えられて急成長している。現代重工は斗山の事業買収で中国市場を深耕することが、生き残りに欠かせないと判断したようだ。

一方、斗山重工は政府の原発凍結政策などで主力の重電部門が振るわず、19年まで6期連続の最終赤字が続く。このため政府系の金融機関から支援を受けつつ、経営再建に向けて非中核事業の売却を進めている。これまで建設会社や不動産、油圧機器といった事業売却に道筋をつけてきた。今回の売却が完了すれば、財務改善に一定のメドがつく見通しだ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン